中古ノートパソコンの購入

フランスに持っていくつもりで、ネットで格安と思えるノートパソコンを検索。可搬性重要、購入時メモリいっぱい、Linuxを動作させれるくらいのCPU性能で探してみる。
Vistaの要求仕様が結構ヘビーだから、中古パソコンはひょっとして安くなっているんじゃないかとの推測のとおり、価格.comで見ると5万円以下で結構たくさんでている。
リストにあった中で、もっともメモリをたくさん積んでいたThinkPad X21をターゲットに設定、価格はなんと29800円!
秋葉原のORAORA!に電話で在庫を確認し、すぐに現品確認のため訪問。OSが入っていないので、店頭でBIOSで仕様を確認。おいおい、ほんとにP3M1.13GHz、メモリ640MB、HDD20GB、LAN/無線LAN/モデム付、アダプタ有で29800円なのかよ、すっげーなー、で即購入。

SyslinuxでUSBメモリからLinuxをブート

1CD LinuxをUSBメモリから起動する」という@ITの記事を参考にして、USBメモリを使ってノートパソコンにLinuxをインストールしてみる。
はじめは、記事にあるとおり、Windowsマシンを使ってKNOPPIXUSBメモリに入れる。USBメモリ秋葉原訪問時にあきばお〜で2Mのものを2470円で購入しておいた。
記事と重複するが、以下の手順でUSBメモリにコピー。

  1. WindowsXP上でUSBメモリFAT32でフォーマット
  2. KNOPPIX5.11のISOイメージをhttp://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/からダウンロード
  3. DaemonToolsにダウンロードしたKNOPPIXのISOイメージをF:にマウント
  4. F:ドライブの/boot/isolinuxディレクトリの内容を全てUSBメモリ(E:)のルートにコピー
  5. F:ドライブの/KNOPPIXディレクトリの内容をE:のKNOPPIXディレクトリにコピー
  6. E:のisolinux.cfgをsyslinux.cfgにリネーム
  7. E:のisolinux.cfgをエディタで開き、F4 isolinux.cfg を F4 syslinux.cfg に訂正し、保存
  8. syslinuxのZIPファイルをhttp://syslinux.zytor.com/からダウンロードし、c:\temp\syslinuxに解凍
  9. cmdでXPのコマンドモードに入り、c:\temp\syslinux\win32ディレクトリから syslinux -ma e: を実行
  10. ThinkPad X21固有の設定)F1でBIOS設定メニューに入り、CONFIG内のUSBの項目のところで、USB BIOS SUPPORT を Enabledに、StartupのBootのところでUSBDisk FlashDiskを一番最初に持ってくる

これで電源ONでUSBメモリからブートされ、KNOPPIXが立ち上がることが確認できた。

USBメモリからのVineLinuxのインストール

上手順でUSBメモリから起動できることが確認できたので、この手順をちょっといじってVineLinux4.1をThinkPadX21にインストールした。

  1. USBメモリFAT32でフォーマット
  2. VineLinux.orgから、VineLinuxのISOイメージ(vine41-i386.iso)をダウンロードし、Daemontoolでマウント
  3. VineLinuxのCDにあるisolinuxディレクトリの内容を全てUSBメモリのルートにコピー
  4. isolinux.cfg を syslinux.cfgにリネーム
  5. VineLinuxのCDイメージをUSBメモリのルートにコピー
  6. ThinkPadUSBメモリを差し込み、ブート
  7. Vine Linux のインストール画面が出てくるので、指示にしたがって進行
  8. CDイメージからのインストールを選び、イメージの場所を/dev/sda1に設定

これで簡単にVineLinuxがインストールされた。インストール終了後、USBメモリを抜いて起動すると、VineLinux4.1が無事起動される。

KUBUNTUのインストール

VineLinux4.1に入っているKDEそのものはあまり美観的によろしくないと思い、いろいろ変更しようとするとどうしてもKBFXをいれたくなる。ところが、そのままの環境だと、ソースを持ってきてコンパイルしてもすんなりインストールできないので、けっこう評判のいいUBUNTUKDE版であるKUBUNTUをインストールしてみた。
KUBUNTUはライブCDとして立ち上がるので、USBメモリの設定は簡単にすみ、言語、キーボードの設定だけでインストールは完了した。日本語パックのCDイメージを使わなくとも日本語環境は整っているので普通に使えるようだ。それに、OpenOffice.orgのバージョンも2.2になっている。Konquerorレンダリングも速くて気持ちがいい。
試してみようとKonquerorはてな日記を書き出したら、URLをコピーしようとするたびにKonquerorがクラッシュ! 何度やっても同じところで起こる。
うーん、VineCVSを使ってKDEをダウンロードして、コンパイルしてみるかなぁ...